なぜWebエンジニアになりたいのか、動機を整理してみよう

最終勤務日まであと10日。

刻々と終わりの日が近づいている。

 

 

履歴書や職務経歴書、他転職サイトのプロフィールやら、志望動機・自己PRをまとめないといけないので、しっかり言葉にして整理していく。

退職理由は前回の記事でまとめたので、今回は「動機」の部分を掘り下げていく。

 

 

何になりたいか?

Webエンジニアになりたいと考えている。去年からそのために準備を重ねてきた。

3月いっぱいを最終準備期間とする。具体的には志望動機・自己PRの固定化(今やってる)と、ポートフォリオ作成前の知識インプット。

4月から本格的にポートフォリオの作成に取り掛かろう。

 

 

なぜwebエンジニアなのか?

まずは根本のところ。なぜWebエンジニアを志望するのか?「Web」と「エンジニア」に分解して考えていこう。

 

なぜエンジニアなのか?

まずはこちら。端的に以下3点が理由だ。

  1. 作り手側になりたいから
  2. 世の中を変える力になりたいから
  3. 自分で生きていく力を身につけたいから

 

1番は前回の記事ではっきりと自覚した点だ。受け身の仕事にやりがいを見い出せなくなってしまった。作って提供する側と、それを受け取る側とでは、大きな隔たりがある。誰かがやった仕事のフィードバックを返す側ではなく、自分の仕事のフィードバックをもらう側になりたい。

 

ささいなことでも、自分が提供したものに反応があると嬉しい。たとえば、ツイッターでたくさんいいね・リツイートをもらったとか、書いた記事を読んでもらえたとか。今やってる仕事でいうと「これでめっちゃ楽になるわ」とか「ありがとう」とか。

 

その喜びをたくさん得られるものが作り手側、すなわちエンジニアだと考えた。エンジニアとは、技術で課題を解決する能力を持った人のこと。それゆえに、技術を持っていない人たちから重宝される存在だ。

そんな存在に自分はなりたい。きっと、たくさんの楽しみとわくわくが詰まっているはずだ。

 

 

2番は1番にも通じるところがある。

いったいこの社会・世の中を回しているのはどんな人たちだろう? 政治家?企業の上層部?工場労働者?まちの商店主?

いろんな答えがあるから、この問いに正解はない。

 

でも、世の中が大なり小なり変わる時、それを支えているのは「技術」だ。

今の身近なことで例えると、コロナ禍での働き方や過ごし方。リモートワークには、仕事道具としてPCやモニター、webカメラ、そしてそれらの中で働くソフトウェアやアプリが必要だ。積極的に外出できないからECサイトや宅配アプリを活用したり、オンラインイベントに参加してみたり。

技術によって、これまでの生き方を変化させていくことができる。世の中を便利に快適にしていくことができる。人の世を支えているのが技術だ。

そう考えると、とてつもなくやりがいがある。

世の中を変える原動力になるーー。大言壮語だけど、自分はそんな存在になりたいんだ。

 

 

最後。

世の中どんな状況においても、確かな能力があれば生きていける。できることが増えれば、それだけ選択肢も増える。そのために必要なのは才能じゃない、努力だ。それも、継続する努力。自分で生きていく力を身につけるとは、すなわち努力し続けていくこと。

 

もう逃げないと誓った。

 

今までの自分は、「才能がない」「適性がない」とあきらめて、本当にやりたいことをみないふりして生きてきた。それが「大学で学んだ延長の就職先」に現れている。

もっと遡れば、中学・高校でもそうだ。数学が苦手だから、自分は理系脳じゃないからと言い訳して、やりたいことをあきらめていた。本当はロボット作ったり、プログラム書いたり、ゲーム作ったり、いろんなことを分析したり……興味関心はたくさんあったはずなんだ。でも簡単に理解できないからといって、すぐに投げ出して楽な方へ、楽な方へ進んでしまっていた。

 

そんな自分とは決別することにした。

 

これは動機というより、エンジニアに必要な資質だから、それを実践していこうとしている。

いや、すでに実践している。この半年以上、毎日地道に努力を続けている。でもそれは苦ではなかった。うまくいかないとイライラすることもあるけど(しょっちゅううまくいかないけど)、自分の作業が形になっていくのは楽しい。うまくいったときは両手をあげて喜びたくなる。

毎日の積み重ねで、エンジニアとして生きていくための力をつけていこう。

 

 

いままではエンジニアではなかったのか?

一応、現職の建築職も「技術職」なので、エンジニアではないのか?という見方もある。

部署・職種にもよるが、役所の技術職は、一般的に技術職と聞いて想像するものとは異なる。

どういうことか。「実際に設計する側・作る側ではない」からだ。主な仕事を挙げると「発注」「監理」「許認可」「策定」…。いずれも、自分の手足を動かすのではなく、相手に動くことを指示し、それを監視する役割になる。「策定」は作る側ではあるが、決まりごとを作るだけで、何か技術を駆使するわけではない。

ではなぜ技術職と呼ぶのか。技術的な用語の理解・会話が求められるからだ。端的にいうと、「法」を執行し、「法」と「実務者」の間に立つもの、それが役所の技術職だ。法の趣旨を理解し、それを分かりやすく実務者に伝える役割を担っている。

だから、1:9で技術職:事務職といった具合。技術的な用語で会話しながら、技術に関する決まり事を守らせる、そんな仕事だと理解してほしい。

 

つまり、自分が求めるものには合致しない。だって、がっつり作る側になりたいのだから。

 

 

なぜWebなのか?

話が少し逸れてしまった。もう一つの要素である「Web」について整理していこう。

そもそもWebとは何か?コトバンクによると、

インターネットを通して世界中に蜘蛛の巣のように張り巡らされたハイパーテキストシステムである、World Wide Webの略。

(中略)

一般に「Web」というときは、「Webブラウザーで表示できるもの」あるいは「インターネット」そのものを指すことがある。

 とある。つまり、今こうして記事を書いてる時点でWebのお世話になっているわけだ。

ただ、Webだけだとあまりにも裾野が広すぎるので、もっと焦点を絞ろう。

 

Webを通じて何がしたいのか?

有り体にいうと、

 

世の中を効率的に、かつおもしろくしたい

 

と考えている。ここでいう「おもしろく」は、英語でいうと「fun」が近い。「効率的」に真剣な意味を、「おもしろく」に少し悪戯心を添えた。これらは、自分の人生における2大モットーだ。これを実現できるのがWebだと考えた。

 

なぜか。それには自分の原初の体験が影響している。

 

初めてWebにふれたとき、こんなにおもしろいものはないと思った。自分の興味があるものを調べると、無限といっていいほどの情報が引き出せる。こんなに便利でおもしろいものはないと思った。めっちゃワクワクした。

家に初めてPCが導入されたのはWindows98時代。だいたい小学校低学年のころだろうか。当時はダイヤル回線でカタカタやって、通信料金が高額にならないか怯えていたものだ。

そのころから現在まで、片時もWebから離れたことはない。中学生のときには貯めてたお年玉を崩して、自分専用のPCを購入した。主にはゲーム目的だったが、多様なコンテンツを提供してくれるWebは、自分の生活の中心であり続けた。

 

そしていま、自分は「おもしろさ」を提供する側にまわりたい。こいつ以上に身近で「おもしろさ」を提供できるものはないと考えている。だから「Web」に関わりたい。

 

いまやWebは当たり前のものになり、周辺環境含めてどんどん進化している。ライフラインの一つであり、多大な価値を生み出すものになっている。

特に最近ではSaaS等、Web上でサービスを提供・享受するのが一般的になってきている。Webを活用すれば、仕事だって日常生活だって、どんどん効率的に、便利にこなすことができる。

 

「効率的」ーー大好きなワードだ。効率的なことは大好きだし、非効率なことは大嫌いだ。これはもう生まれ持った性格だから、どうしようもない。非効率なことには怒りすら覚える。

だから、現職を業務改善して効率的にしたうえで、去ろうとしている。5年間働いた自分が課題だと捉えていることを、現時点の自分にできる精一杯の力で解決していこうとしている。

自分は特別な才能を持った人間ではない。よく自覚している。でも努力することは可能だ。自分がもうすぐ30代になろうとも、年齢は関係ない。周りの人をみていて実感する。働き方には、その人の思考と努力が反映されているのだと。いくら歳くっていてもダメな人はダメだし、若くても適切に仕事を遂行する人はいる。

 

これまでの人生と仕事の経験から、「如何に効率的にできるか」が自分のテーマだ。

Webはその手段として最適だ。Webを活用すれば、アイディア次第でいくらでも効率化が図れる。可能性は無限大だ。

 

世の中を効率的に、かつおもしろくーー

Webを通じて実現していきたい。

 

 

もっと具体的に

では、実際に何をしたいのか。最初はぼんやり考えていたが、いろいろやっているうちに固まってきた。

サーバーサイドとフロントエンドの両方

やりたい。欲張りだが、目に見えにくい裏方で支える仕事と、実際に目に見える表現を扱う仕事の両方とも、自分は好きだから。

最初の入りはRuby on Railsだが、裏側の仕組みを作るのと同じく、画面を飾ったり動かしたりするデザインも好きだと感じる。だからVue.jsも学習している最中だ。

 

コロナ禍をうけて、業界の雇用状況自体はそれほど悪くなっていないが、未経験の採用枠が大きく減っている。世の中の先行きが見通せなくなっているなかで、確実に戦力として計算できるエンジニアを雇いたいというのは、自然な摂理だ。リモートワークでも経験者ならば、それほど目をかけなくても仕事を遂行してくれると期待できる。

 

それを自覚して転職活動に臨まなくてはならない。いろいろと大層なことを考えていても、自分は未経験者だ。どこまでできるかなんて正直、保障はできない。

だから、経験はなくともこいつならやってくれると企業に思わせないといけない。

そのために、やれることは何でもやってアピールする。サーバーサイドもフロントエンドも両方というのは、二兎を追うようだが、それだけ自分にハードルを高く課すことになる。

やってやろうじゃないか。

 

 

動機まとめ

相当な文量になってしまった。まとめよう。

なせWebエンジニアになりたいのか?

  • 世の中を効率的に、かつおもしろく、変えていくことができるから
  • 世の中の情勢に左右されず、自分の力で生きていくために、作り手側にまわりたいから

 

よし、軸はまとまった。

ここから志望企業にあわせてカスタマイズしていこう。